旅の準備 2026年6月12日 公開 Triplogue 編集部

旅のしおりをワードで作る方法——無料テンプレートとA4二つ折りの作り方【家族向け】


ノートPCで文書を作る様子
Photo by Mohammad Rahmani on Unsplash

「旅のしおりはWordで作りたい。でもA4二つ折りって、どう設定すればいいの?」 「テンプレートを使うのと、自分で作るの、どっちがいい?」 「子どもと一緒に作りたいけど、Wordだと難しい?」

家族旅行のしおりをWordで作ろうとした瞬間に、こんな疑問にぶつかった方は多いはず。

本記事は、Wordで A4二つ折りのしおりを作る完全ガイドです。家族向けに最適化した7つの要素、子どもと一緒に作るコツ、そして印刷でつまづきやすい5つの失敗と対処法まで網羅しました。

読み終わる頃には、Wordを開いて「すぐ作れる」状態になっています。


なぜWordで作るのか——3つのメリット

机の上のカメラ・本・バッグのフラットレイ
Photo by Annie Spratt on Unsplash

しおりサービスやアプリが増えている中で、Wordを選ぶ理由はちゃんとあります。

1. 自由度の高さ 配置・文字・色・写真を細かく調整できます。Canvaのテンプレートやアプリと違って、「ここをもう少し動かしたい」「フォントを変えたい」がすべてできるのがWordの強みです。

2. 無料テンプレートが豊富 Microsoft公式が提供している無料テンプレートに加えて、ネット上には家族向けのWord用テンプレが大量にあります。ゼロから作る必要はありません。

3. 紙で印刷して家族に配れる デジタルしおりも便利ですが、紙のしおりには「触れる楽しみ」があります。家族で1部ずつ持って、出発の朝に開く——その時間は、デジタルでは作れない体験です。


A4二つ折りの基本ページ設定

ノートに書き込む手元
Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash

ここが本記事の核心です。A4二つ折りのしおりを作る、Wordのページ設定を順に解説します。

手順

  1. Wordで新規ドキュメントを作成
  2. レイアウト」タブをクリック
  3. ページ設定グループの右下の小さな矢印(ダイアログ起動ツール)をクリック
  4. 「ページ設定」ダイアログが開く
  5. 余白」タブを開き、以下を設定: - 印刷の向き: - 印刷の形式:「本(縦方向に谷折り)」を選択
  6. 用紙」タブを開き、用紙サイズを A4 に設定
  7. 余白」タブに戻り、余白を調整: - 上:12mm、下:12mm - 内側(綴じ側):15mm、外側:10mm
  8. OKをクリック

これで、1枚のA4横用紙を二つ折りにして、4ページの冊子になる設定が完了です。

設定項目
用紙サイズ A4
印刷の向き
印刷の形式 本(縦方向に谷折り)
余白(上・下) 12mm
余白(内側・綴じ側) 15mm
余白(外側) 10mm

ページの並び順は自動で「表紙→裏表紙→中ページ→中ページ」と組まれます。Wordが両面印刷に最適な配置を計算してくれるので、こちらは普通に1ページ目から書いていけばOKです。


無料テンプレートを使う方法——最速ルート

ピンを刺した世界地図
Photo by Z on Unsplash

「ゼロから作るのは面倒」という方は、無料テンプレートを使うのが圧倒的に早いです。

Microsoft Office 公式テンプレート

  1. Wordを開く → 「新規
  2. 検索ボックスに「旅のしおり」と入力
  3. 候補から選んでダウンロード(A4二つ折り版、女子旅版、シンプル版、爽やか版など複数あります)
  4. 写真とテキストを差し替えるだけで完成

公式テンプレートは、A4二つ折りの設定が最初から組まれているので、上で説明した手動設定は不要です。

ネット上の無料テンプレ

emumu、シムム、wordsekai などの無料テンプレ配布サイトでも、Word形式のしおりテンプレが多数公開されています。「A4 二つ折り 家族旅行」のようなキーワードで探すと、家族向けのものが見つかりやすいです。

テンプレート選びのコツ

完璧に好みのテンプレを探すと、いつまでも決まりません。カスタマイズしやすいシンプル系を選んで、写真や色で個性を出す方が時短です。


自分で作る場合の構成案——家族向け7要素

マグカップの隣にある地図
Photo by Kyle Loftus on Unsplash

テンプレートを使わず、自分で作る場合の構成です。

ページ 要素 Wordでの配置のコツ
表紙 タイトル+家族写真 写真は背景にして文字を重ねる/上半分に大きく
1〜2P 行程表(時系列) 表機能で「日付×時間×場所」を整理
3P 持ち物リスト 2列構成で「大人用/子ども用」を分ける
4P お楽しみページ 子どもが書ける空白を残す
5P 緊急連絡先 罫線で囲って目立たせる
6P 食事・お土産メモ 子どもの「食べたいもの」記入欄を残す
裏表紙 振り返りページ 旅後に写真を貼れる余白を確保

各要素の詳しい解説は、関連記事「家族の旅のしおりを手作りする方法——子連れ旅行を3倍楽しむ7ステップ」を参照してください。


家族向けの工夫——子どもと一緒に作る5つのコツ

マーカーとクレヨンでテーブルに座る2人の女の子
Photo by Alan Rodriguez on Unsplash

Wordしおり作りは、家族のイベントにできます。子どもを巻き込む工夫を5つ紹介します。

1. 表紙の絵を子どもに任せる

色鉛筆やクレヨンで描かせた絵をスマホで撮影、Word文書に挿入します。「ぼくが描いた表紙」というだけで、しおりが特別な一冊になります。

2. 持ち物リストを子ども用と大人用に分ける

「自分のものは自分で確認」が習慣になります。子ども用には絵やイラストを入れると、文字を読めない年齢でも使えます。

3. お楽しみページ(旅ビンゴ、クイズ)を入れる

旅先で使える簡単なゲームを入れます。「この旅で見つけたい3つのもの」を子どもに書いてもらうだけでも、当日の楽しみが増えます。

4. 写真は「家族写真」にこだわる

ストック写真ではなく、家族で撮った写真を表紙や中ページに使うと、「私たちのしおり」感が一気に出ます。

5. フォントを子どもと選ぶ

デフォルトのフォントから一歩外に出ます。「HG創英角ポップ体」「ありがとう体」「HG教科書体」など、子どもと一緒に「これがいい」と選ぶ時間も楽しいです。


印刷でよくある失敗と対処法

地図の上のクロワッサンとオレンジジュース
Photo by Johnny Briggs on Unsplash

Wordでしおりを作る上で、一番つまづきやすいのが印刷です。よくある失敗とその対処法を5つ整理しました。

失敗1:両面印刷したら、ページの順番が逆

対処:プリンタの両面印刷設定で「短辺で綴じる」を選択してください。「長辺で綴じる」のままだと、A4横二つ折りでは逆さまになります。

失敗2:ホッチキスを刺す位置がずれる

対処:印刷後に二つ折りした後で、背側(折り目)の中央2か所にホッチキスを刺します。事前に綴じ位置を決めようとせず、折ってから刺すのがコツです。

失敗3:余白で文字が切れる

対処:印刷プレビューで必ず確認します。文字が切れる場合、内側(綴じ側)の余白を15mm以上に広げてください。

失敗4:カラーインクが足りなくなる

対処:カラーで印刷すると、家族分(4部など)刷ると意外とインクを使います。グレースケール印刷でも読みやすさは十分。表紙だけカラーにする折衷案もあります。

失敗5:1枚のA4に4ページが印刷されない

対処:「印刷の形式」で「1枚に2ページ」ではなく、必ず「本(縦方向に谷折り)」を選んでください。前者はサムネ印刷、後者が冊子印刷です。

これらを押さえれば、印刷で失敗することはほぼなくなります。


もっと楽にしたい人へ——Word以外の選択肢

スマホを操作する手元
Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash

ここまで読んで、「Wordで作るのは大変そう」と感じた方へ。手作りにこだわらない選択肢も用意しておきます。

それぞれに向き不向きがあります。Wordの「手作り感」は、他のツールでは代替しにくいので、これを選んだのは正解です。


まとめ——A4二つ折りWordは「手作り感」が魅力

旅のしおりを Word でA4二つ折り で作る——この選択肢は、デジタル時代でもなお魅力的です。

自由度の高さ無料テンプレートの豊富さ紙で配れる楽しさ。これらは、アプリやWebサービスでは出せない価値です。

家族で30分だけ机を囲んで、しおりを作る時間そのものが、旅の一部です。完璧を目指さず、家族の時間を優先してください。

良い旅を、家族で。