家族の旅のしおりを手作りする方法——子連れ旅行を3倍楽しむ7ステップ
「子どもと旅行に行くなら、しおりを手作りすると楽しいよ」——そう聞いて、作ってみようかなと思った瞬間に、こう考えませんでしたか。
「Wordをゼロから組むのは大変そう」
「テンプレートを探してダウンロードして、結局時間かかるんでしょ」
「私一人で準備して、子どもには当日渡すだけ?」
家族旅行は年に1〜2回。準備の時間を惜しむ気持ちは当然です。でも、旅のしおりを手作りして家族に渡すだけで、当日の旅は驚くほど変わります。子どもの「行ってみたい」が増え、おじいちゃんおばあちゃんとも共有できて、帰宅後の振り返りまで楽しめる——そんな旅のしおりを、家族向けに最適化した7ステップで手作りする方法を、今日はお伝えします。
最後に、最近広まりつつある「AIで叩き台を5分で作る」方法も紹介します。
なぜ家族旅行に「しおり」が効くのか
「しおりなんて、修学旅行みたいで大げさじゃない?」——そう思う方こそ、家族旅行で一度試してみてほしいです。しおり1枚で、旅行の楽しみが事前から始まるからです。
理由は3つあります。
ひとつ目は、子どもの「期待値」が事前に上がること。これは「旅育(たびいく)」という考え方として近年注目されています。行き先の写真を見たり、何をするかを一緒に話したりする時間そのものが、子どもにとっての学びと楽しみになります。
ふたつ目は、親の段取り負担が分散されること。すべての情報を頭に入れて当日に臨むのは、計画役(多くの場合、お母さんやお父さん一人)に集中します。しおりがあれば、「ここに書いてあるよ」と渡すだけで、家族みんなが情報源になります。
みっつ目は、離れて暮らす家族にも届けられること。PDFやQRコードで共有すれば、おじいちゃん・おばあちゃんも「明日はあの神社に行くのね」と一緒に楽しめます。実際に旅に出ていない人も、旅の輪に入れるのが、しおりの隠れた効果です。
旅のしおりに必ず入れたい「家族向け7要素」
家族旅行のしおりに入れる中身は、シンプルで構いません。多すぎると作るのも読むのも疲れるので、必要なものに絞りましょう。
| # | 要素 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 表紙 | 旅のタイトルとテーマカラー。家族写真を1枚入れると一気に「うちのしおり」感が出る |
| 2 | 行程表 | 日付・時間・場所。子ども向けに絵やアイコンを併用すると分かりやすい |
| 3 | 持ち物リスト | 大人用と子ども用を分ける。「子どもが自分でチェックする」前提に |
| 4 | 緊急連絡先 | 宿の電話、現地の警察番号、最寄りの病院。万一の備えで安心が変わる |
| 5 | 子どものお楽しみページ | 旅ビンゴ、クイズ、スタンプ欄など。子どもの「役割」になる |
| 6 | 食事・お土産メモ | 「食べたいもの」「買って帰りたいもの」を事前に書き出せる欄 |
| 7 | 振り返りページ | 帰宅後に写真を貼ったり感想を書いたりする空欄 |
特に大事なのは 5番「子どものお楽しみページ」。これがあると、しおりが「親が用意するもの」から「家族で使うもの」に変わります。旅ビンゴや、行く先の名物を3つ書いて当日チェックするだけの簡単なクイズで構いません。
旅のしおりの作り方——7ステップ
実際の作り方を、所要時間とともに整理しました。合計30分前後で完成します。
Step 1:旅の概要を決める(5分)
行き先・日程・参加メンバーを書き出します。「箱根温泉、2泊3日、パパ・ママ・小学2年の娘・5歳の息子」のように、人数構成まで明記しておくと、後のステップで持ち物や年齢別配慮が決めやすくなります。
Step 2:子どもの「やってみたい」を聞き出す(10分)
ここが家族旅行のしおりの一番大事な工程です。「今度の旅行で、何がしたい?」と子どもに聞きます。答えは「プールに入りたい」「アイス食べたい」「電車に乗りたい」など、なんでも構いません。
このとき大事なのは、親が「それは無理」とすぐ却下しないこと。「電車は片道だけ乗ろうか」のように、子どもの希望を1つは行程に組み込みます。
Step 3:行程の叩き台を作る(5分)
行程表を組みます。ここが一番時間のかかる工程で、観光地の営業時間・移動時間・食事の場所をひとつずつ確認していくと、1〜2時間あっという間に消えます。
最近は AIに叩き台を作ってもらう という方法が広まっています。「箱根、2泊3日、5歳と8歳の子どもあり」と入れるだけで、ベースの行程を提案してくれるサービスがあります。営業時間や子連れ向けスポットも自動で考慮されるので、ゼロから組むより圧倒的に楽です。
叩き台ができたら、Step 2で聞いた子どもの希望を組み込んで仕上げます。
Step 4:ベースのテンプレートを選ぶ(5分)
しおりの「箱」を決めます。選択肢は3つあります。
- Word/PowerPoint:自由度が高く、Microsoftの無料テンプレートも豊富
- Canva:おしゃれなテンプレートが揃っていて、スマホからも編集可能
- AIアプリ:行程と一緒にしおりレイアウトまで自動生成
家族で長く使うなら、1つのテンプレを決めて毎年使い回すのが楽です。次回からはStep 1〜3の内容を差し替えるだけで済みます。
Step 5:必要な情報を埋める(15分)
選んだテンプレに、Step 1〜3の内容と、7要素のうち残り(持ち物、緊急連絡先、お楽しみページなど)を埋めていきます。
ここでのコツは、完璧を目指さないこと。緊急連絡先は宿の電話だけでもOK、持ち物リストは「水着・歯ブラシ・着替え」のような大きな粒度で構いません。
Step 6:PDFで印刷 or QRで共有(5分)
完成したしおりは、紙で印刷するか、PDFにしてスマホで開けるようにします。
最近は QRコードで共有する方法 が便利です。スマホでQRを読み取ると、家族・親戚全員が同じしおりを見られます。おじいちゃん・おばあちゃんに「これ、今度の旅行のしおりだよ」と送ると、本当に喜ばれます。
Step 7:旅から戻ったら、振り返りページを完成させる(旅後30分)
旅から戻ったその日の夜か、翌週の休日に、振り返りページを家族で埋めます。写真を1〜2枚貼って、子どもに「一番楽しかったことは?」と書いてもらうだけで、しおりが家族の一冊になります。
子どもの年齢別 おすすめの工夫
「子どもと作るしおり」と言っても、3歳と12歳では作り方も中身も変わります。年齢別の工夫を整理しました。
未就学児(3〜6歳)
文字より絵が中心。ふりがなを多めに、字は大きく。スタンプを押すページや、色鉛筆で塗り絵ができる空欄を作ると、しおりが「子どものおもちゃ」になります。読み聞かせる前提で、親がページごとに説明する設計に。
小学校低学年(7〜9歳)
ふりがなを残しつつ、子ども自身が記入できる欄を増やします。「今日の天気は?」「お土産は何にする?」のような短い質問欄を入れると、自然に書き込みます。旅ビンゴはこの年齢が一番盛り上がります。
小学校高学年(10〜12歳)
自分のページを担当してもらうのが一番。「持ち物リストはあなたが書いて」「行きたい場所3つ書いて」と任せると、しおり作りそのものが旅の楽しみになります。地図のページも、この年齢から自分で読めます。
中高生
しおりはシンプル化してOK。むしろQRコードで共有して、スマホで見られるようにすると喜ばれます。本人がカスタマイズできる余白(音楽プレイリストやお土産メモ)を残すのがコツ。
このように、「家族向け」と一括りにせず年齢で工夫を変えるだけで、しおりの完成度がぐっと上がります。
手間を最小化する3つのコツ
家族旅行は年に1〜2回。しおりは楽しみたいけれど、準備で疲れたくない——そんな方に、手間を最小化する3つのコツをお伝えします。
1. AIで叩き台を作る
Step 3でも触れましたが、行程の叩き台はAIに任せるのが今のところ最速です。「家族構成と日程」を入れるだけで、ベースの行程が5分で出てきます。
2. 過去のしおりをテンプレ化する
一度作ったしおりを「家族のテンプレ」として保存しておくと、次の旅行では差し替えるだけで10分で完成します。Word・Canva・どのツールでも、テンプレ化は可能です。
3. 子どもに「役割」を分担する
持ち物リスト担当、表紙の絵担当、お楽しみページの問題作成担当——子どもを巻き込むほど、親の手間は減って、子どもの当日の関与度は上がります。
Triplogue なら、ここまで一気にできる
ここまで読んで、「7ステップでも、もっと楽にできないかな」と思った方に。
Triplogue は、家族向けの旅のしおりをAIで5分で作れる無料アプリです。行き先と日程、家族構成を入れるだけで、AIが営業時間・季節・宿泊先を考慮した行程の叩き台を提案します。
- しおりはAIで5分:Step 3〜5を一気にショートカット
- 旅行中もスマホで開ける:地図と連動して「次どこ?」がなくなる
- 帰宅後、写真からフォトブックへ自動展開:Step 7の振り返りも、AIが手伝う
2026年8月末正式公開予定。先行登録の方には、「家族旅行モデルしおり」テンプレートをプレゼントします。
先行登録するまとめ——一番大事なのは「家族で一緒に作る」体験
旅のしおりは、完璧を目指す必要はありません。家族で一緒に作る30分そのものが、旅の一部になります。
7ステップを順にやれば、子どもの年齢に関わらず、家族向けのしおりは作れます。AIや無料テンプレを使えば、もっと楽にできます。
そして何より大事なのは、「次の家族旅行を、もっと楽しみにする」という気持ちです。しおりはそのためのきっかけ。完成度より、家族の時間を優先してください。
良い旅を、家族で。
