旅のしおりをおしゃれに作る5つのコツ——テンプレートだけに頼らない、家族向けデザインの秘訣
「テンプレートを使ったのに、なんとなく『いまいち感』が残る」 「Canvaのテンプレを並べるだけだと、誰のしおりか分からない」 「もっとおしゃれにしたいけど、デザインセンスに自信がない」
しおりを作ったことがある方なら、こんな気持ちを一度は感じたことがあるはずです。
実は、おしゃれに見せるかどうかは、5つのシンプルなルールで決まります。デザインの専門知識は要りません。本記事の5つのコツを押さえれば、テンプレートを使っても、ゼロから作っても、ぐっと「自分たちのしおり」に近づきます。
最後に、避けたい「やりがちな失敗」3つも紹介します。
おしゃれに見せる「5つの原則」
まず結論から。家族向けのしおりをおしゃれに作るには、この5つだけ押さえれば十分です。
- テーマカラーを2〜3色に絞る
- フォントは2種類だけ使う
- 余白を恐れない
- 写真は家族写真にこだわる
- 手書きの要素を1つだけ入れる
順に詳しく解説します。
コツ1:テーマカラーを2〜3色に絞る
おしゃれなしおりに共通するのは、色数が少ないことです。色が多いほどおしゃれに見えるわけではなく、むしろ逆。2〜3色に絞った方が、全体の印象が引き締まります。
旅のテーマカラーを決める
行き先や季節からテーマカラーを決めると、自然に統一感が出ます。
- 夏の海:ネイビー+水色+ベージュ
- 紅葉旅行:深紅+オレンジ+クリーム色
- 雪山:白+紺+淡いブルーグレー
- 温泉:深緑+クリーム+焦茶
- 桜の春:淡いピンク+若草色+白
「メインカラー+サブカラー+アクセント」の3色構成が、もっとも扱いやすい組み合わせです。
派手な色は「アクセント」に
蛍光色や鮮やかな赤などの派手な色は、見出しや小さな囲み枠などのアクセントだけに使います。1ページ全体を派手な色で埋めると、子ども向けの教材のような印象になり、おしゃれさは消えてしまいます。
コツ2:フォントは2種類だけ使う
色と同じく、フォントも多いほど散らかります。家族向けのしおりなら、見出し用1種+本文用1種の2種類で十分です。
見出し用と本文用を分ける
- 見出し用:HG創英角ポップ体、ありがとう体、HGS明朝Eなど、少し個性のあるフォント
- 本文用:游ゴシック、メイリオ、游明朝など、読みやすさ重視のフォント
見出しに個性のあるフォントを使い、本文をシンプルなフォントにすると、メリハリが生まれます。
フォント3種類以上は散らかる典型例
「子どもページはポップ体、大人ページは明朝体、見出しは別の装飾フォント……」と分けたくなりますが、3種類以上を1冊で使うと統一感が失われます。家族みんなで作る場合も、フォントだけはルールを決めて統一しましょう。
コツ3:余白を恐れない
「せっかくしおりを作るんだから、情報をたくさん入れたい」——その気持ちは分かりますが、詰め込みすぎは逆効果です。
1ページの文字密度を控えめに
A4二つ折りで作る場合、1ページの文字数は300〜500字程度が読みやすい目安です。これより多いと、家族の誰も読まないしおりになります。
周囲の余白は10mm以上
ページの周囲には、最低でも10mmの余白を残します。余白は「無駄」ではなく、大切な情報を引き立てるスペースです。
「余白=デザイン」と捉える
おしゃれな雑誌や本を開くと、必ず広めの余白があります。詰め込まない勇気が、おしゃれさを生みます。
コツ4:写真は家族写真にこだわる
しおりに写真を入れるとき、ストック写真や旅行サイトの画像を使うと、どこにでもあるしおりになってしまいます。
表紙には必ず家族写真を
表紙には、家族で撮った写真を1枚入れるだけで、「うちのしおり」になります。前回の旅行の写真でも、日常のスナップ写真でも構いません。
ページ内には2〜3枚をアクセントに
各ページに写真を詰め込む必要はありません。1ページに1〜2枚を、アクセントとして配置するだけで十分。多すぎると、しおりではなくアルバムになってしまいます。
スマホ写真をきれいに使うコツ
- 横向き・縦向きを揃える:ページ内で写真の向きが揃うと整って見える
- 明るさは少しだけ補正:暗い写真はWord・Canvaの補正機能で明るく
- 顔がはっきり写っているものを優先:家族らしさが出る
- 背景がシンプルな写真を選ぶ:おしゃれさが増す
コツ5:手書きの要素を1つだけ入れる
完全デジタルのしおりは、確かに整って見えます。でも、1つだけ手書きの要素を入れると、温かみが一気に増します。
手書き要素のアイデア
- 表紙のタイトルを子どもの手書きにする:色鉛筆やクレヨンで書いたものをスキャン
- 子どもの落書き:表紙の隅や、お楽しみページに
- 家族のサイン:1ページ目に、家族全員の名前を手書きで
- コメント:「今年の旅は○○」のような一言を手書きで
やりすぎ注意
手書き要素は1〜2か所に絞るのがコツ。全部手書きにしてしまうと、デジタルとの統一感が崩れ、雑に見えてしまいます。1か所の手書き要素が、全体のデジタル感を引き立てる——このバランスが大事です。
おしゃれにするためのツール3選
5つのコツを押さえた上で、ツール選びも結果に影響します。
| ツール | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| Canva | テンプレ豊富、AI機能、スマホでも編集可能 | 会員登録必要、慣れに時間 |
| Word / PowerPoint | 自由度最高、無料テンプレ多数、自分のセンスを反映しやすい | デザインのセンスが必要 |
| Triplogue(2026年8月末公開予定) | AI×しおり×家族向け特化、自動レイアウト | 公開待ち |
詳しい比較は、関連記事「【2026年版】旅のしおりサービスおすすめ5選」「旅のしおりをワードで作る方法」「AIで作る家族の旅のしおり」を参照してください。
避けたい「やりがちな失敗」3つ
最後に、おしゃれから遠ざかる典型的な3パターンです。逆を意識すれば、おしゃれに近づきます。
失敗1:文字を詰め込みすぎる
旅の情報を全部入れたい気持ちは分かりますが、密度が高いと読まれません。1ページの文字数は300〜500字を上限に。
失敗2:装飾しすぎる(マステ・スタンプの濫用)
マスキングテープやスタンプ、シールは1つあると可愛いですが、5個以上を1ページに使うと散らかります。装飾は1ページに2〜3か所まで。
失敗3:フォント・色を5種類以上使う
「カラフルにしたい」「個性を出したい」と思って色やフォントを増やすと、統一感が失われます。コツ1とコツ2で書いた通り、2色+2フォント+家族写真の組み合わせで十分おしゃれです。
まとめ
旅のしおりをおしゃれに作る5つのコツを、もう一度。
- テーマカラーを2〜3色に絞る
- フォントは2種類だけ使う
- 余白を恐れない
- 写真は家族写真にこだわる
- 手書きの要素を1つだけ入れる
そして、避けたい3つの失敗:詰め込みすぎ/装飾しすぎ/色とフォントの種類過多。
これだけで、しおりは大きく変わります。
ただ、最後に大切なことを1つ。「おしゃれ」を目指すより、「家族らしい」を目指してください。完璧なデザインのしおりより、子どもの手書きが少し入ったしおりの方が、10年後に開いて嬉しいのは、きっと後者です。
完璧を目指さず、家族の時間を優先する——それが、本当の「おしゃれな家族旅行のしおり」の作り方です。
良い旅を、家族で。
